シビリアンコントロール civilian control 2005 10 12

 私が、プーチン大統領の3選に賛成なのは、こういうことです。
それは、プーチン氏以外に、ロシア軍を抑えられる人物がいるのか。
 イラク戦争の開戦の時に、多くの人は、
アメリカやヨーロッパの動きを注目していました。
 しかし、私は、ロシア軍の動きを注目していたのです。
ロシア軍は、行政府の意思と違って、独自の動きをする可能性があったのです。
「はたして、プーチン大統領は、ロシア軍を、抑えられるか」と思ったのです。
 そもそも、ロシア軍に、シビリアンコントロールという概念はないと思います。
かつて、ソ連軍時代は、軍の要所要所に、KGB将校を配置することによって、
共産党指導部が、ソ連軍をコントロールしていたのです。
 KGBは、国民を監視する機関というより、軍を監視する機関だったかもしれません。
今は、こうしたKGBのような強力な監視機関がないでしょう。
 そうすると、大統領の威信がなくなれば、
ロシア軍は、密かに、独自の意志を持ち、独自の行動をするかもしれません。
現状では、大統領の威信で、ロシア軍を抑えているようなものでしょう。
 もちろん、私は、ロシア軍を非難する気持ちはありません。
私は、ロシア軍が、誇り高き軍隊であることを、よく知っています。
 しかし、だからこそ、懸念があるのです。
もし、新大統領が、平凡な大統領だったら・・・・・。






































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